社員とメンタル(その1)

HSPという言葉をご存じでしょうか

ハイリ―・センシティブ・パーソンの略で巷でよく言われている「繊細さん」のこと

一般の人よりも繊細で、音や光に敏感

周囲の空気を感じやすい、人の裏を見抜ける能力があるなど

非常に生きづらいとも言われています

例えば、職場で大きな声で話す同僚や上司がいたとします

音に敏感なため、普通の聴力の人よりもボリュームを大きく感じて嫌なのです

もちろん騒がしい場所、人が多い場所も苦手です

このHSPは、生まれながらの気質であり、病気ではありません

性格は変えられますが、気質は変えることができないもの

ただ、その気質を大きくするか、小さくするか、拡大縮小は可能なのです

ここで、重要なのはあまりにも敏感すぎるため

職場での環境によっては、一般の気質の人よりも「うつ」になる可能性が高いということ

「うつ」などの心の病は、間違いなく「ストレス(ストレッサー)」が要因です

そのストレッサーを多く持ちやすいため確率は高いのです

例えば、騒がしい職場があり

その雰囲気が活力があって好きだと思う人もいれば

うるさくて癇に障るという人もいます

どちらがストレスを抱えるかというと後者になりますね

逆にシーンとしていて、おしゃべりの職場があります

これも、同じく静けさが心地よい人と雑談も出来ない職場なんて、という人

両タイプがいます

ですので、100%ストレスのない職場はありません

捉え方は人それぞれですから

ただ、HSPはストレッサーが多い

周囲の人、特に先輩や上司は「部下の気質」を把握し、目を配り、

心を配る必要があるのです

子育てで、思春期は「目は離しても、心は離すな」という教えがあります

社員育ては、思春期の子育てと似ています
(思春期の子育ての方が100倍大変ですが)

そんなメンタルに関する研修や社員の定期的なカウンセリング等も行っております

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