私が会長を務める女性経営者部会札幌支部の望年会講演会に
井村屋グループの社長にお話いただきました
非常に素晴らしいお話でしたが、その中で「伊勢商人」という言葉が出てきました
恥ずかしながら、三方よしの近江商人は知っていたのですが「伊勢商人」については知らずー
井村屋グループは伊勢神宮のお膝元にあり、この「伊勢商人」の商売が主である、と
伊勢商人は「始末」「才覚」「算用」を商いの軸にしている
井村屋グループではこの3つを
「始末」=質素倹約
「才覚」=商才
「算用」=会計・コンプライアンス
として意味付け
実際に伊勢商人を調べてみると
江戸の商人と比べて倹約家であった伊勢商人は、江戸商人にバカにされていたが
日頃は質素でここぞという時に大きく投資をしたため儲けは大きく、事業はどんどん拡大したそう
稲盛氏の経営にも共通点があるように感じました
そして、井村屋には「人事理念」というものがあり
採用や教育にあたってこの「人事理念」を活かしているという
経営理念というのは当たり前に浸透しているが、人事理念とはこれも初めて聞いた言葉
ロングセラー商品を持ちながら、常に革新的に社風を変化させているからこそ
長く事業繁栄がなされていると認識しました
今、アマゾンやメタ、ツイッターなどが大量に人員削減を行っています
もし、10年くらい前にこの「始末」を知っていたなら、現在の状況にはならなかったのかもしれません