キャリアダウンを選ぶ若者

コロナをきっかけに国内、国外でキャリアダウンを選ぶ若者が増えています

高給のホワイトカラー職からブルーカラー職への転職

コロナ禍によってそれまでの仕事中心の生き方に燃え尽きた

収入は高くても、それを活かす時間がとれない

常に仕事の成果に追われている

そう感じ、ブルーカラーの仕事を選んだという

収入は大幅に減ったものの、休みにも連絡が入ることなく休める

残業もないため人間らしい生活を送れるといいます

そして、何よりブルーカラーの職についたことで

仕事で「感謝」されるという喜びを知ったそう

確かにホワイトカラー職の多くは、数字の達成のという喜び

数字の達成ならいずれはAIがしてくれそうです

コロナ禍前に浅草で人力車に乗ったときのこと

車を引っ張りながら、雑談をしている中で

「以前はIT企業でプログラマーをしていた」という経歴を教えてくれ、

深夜までパソコンに向かって、寝に帰る

朝は起きたら会社に行ってパソコンに向かうほぼ365日

そこで、体を使う仕事がしたいと転職

今は、朝早くから朝食をモリモリ食べ、日が沈むと仕事は終了

夜ごはんとお酒が美味しく、ぐっすりと眠れる

以前は、眠りが浅くどんどん心身ともに不調になっていったと言っていました

キャリアダウンは特に中国やアメリカなど能力主義の国に多いらしい

根本的に自分のしている仕事が

「人」に対してしているのか

「数字」や「結果」というものに対してしているのか

それによって長く勤めていくと考えてしまうのかもしれません

就活生の多くは、学生時代から

「あそこの会社はブラックらしい」というブラックな働き方に敏感です

たとえ、給与がよくてもブラックと噂があれば行かない

それなら、大企業よりも中堅で定時に上がれる方がいいと考える

しかし、ブルーカラーでも心身ともに大変な職場もあります

また、ホワイトカラーもブルーカラーもどちらもないと困る仕事

仕事は、人生という車の車輪の1つで、仕事がないと走れないけれど

1本のタイヤだけが大きかったり、回転速度が違うと車はちゃんと走れない

令和も5年目を迎え、時間外や同一賃金が浸透してきて

私が会社勤めの頃とは全く変わっている

あの当たり前のように早朝から深夜まで働かされた日々は何だったのか?

そう思うくらい「まともな社会」になってきたのでしょう

郵便は昨年から配達日数を1日遅くし、土日は基本配達なし

ヤマト運輸も一部のエリアが人手不足他で配達日数の延長を決めました

スピード重視の世の中が緩やかになってきています

もしかすると日本だけが逆行しているのかもしれませんが、

幸せな国1位のブータンはまぎれもなく緩やかな国ですから―

 

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